田尾寺村(読み)たおじむら

日本歴史地名大系 「田尾寺村」の解説

田尾寺村
たおじむら

[現在地名]北区有野町有野ありのちようありの藤原台北町ふじわらだいきたまち五―七丁目・西山にしやま一丁目・有野中町ありのなかまち四丁目

結場けちば村の北、有野川中流域に位置する有馬ありま郡の村。もと結場村など三村とともになか村として一括された。分村までは結場村と同じ。分村後の高は三四九石余で、武蔵岡部藩領(「国絵図御取調書上写」細井家文書)、以後幕末まで同藩領。享保二〇年(一七三五)摂河泉石高調の高三七八石余で、以後変化はない。元禄三年(一六九〇)頃の家数二〇・人数一二三(前掲書上写)。明治四年(一八七一)の明細帳(田中家文書)には酒造業・古道具商各一がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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