田島陣屋跡(読み)たじまじんやあと

日本歴史地名大系 「田島陣屋跡」の解説

田島陣屋跡
たじまじんやあと

[現在地名]田島町田島

南山御蔵入領支配のため田島に置かれた代官所跡。同領が元禄元年(一六八八)に幕府直轄支配となった際、かみ町南裏に建てられた。初代田島代官は竹村惣左衛門で、手代四名・同心衆四名・若党二名などの配下により南山御蔵入領全域を支配した。元禄七年の村差出帳(福島県史)には、陣屋の広さ一六間半×三四間とある。享保五年(一七二〇)の田島町絵図写(杉原家蔵)によると鴫山しぎやま城跡上町の間に位置し、東西に長く、東側に門口がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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