日本歴史地名大系 「田福村」の解説 田福村たふくむら 大分県:豊後高田市田福村[現在地名]豊後高田市美和(みわ) 田福芝崎(しばさき)村の東、桂(かつら)川右岸の美和台地に位置する。江戸時代の領主の変遷は高田(たかだ)村に同じ。小倉藩元和人畜改帳に多福村とみえ、御蔵納・山田知行・桑原知行・桑原知行郎殿分の四筆に分けて記され、合せて高三七四石余、ほかに野部(のうべ)村からの出作分として当村に四〇石余があった。家数六四(うち百姓一八・鍛冶八・山守二・寺一、庭屋・牛屋・うら屋三六)・人数一二八(うち百姓一七・名子一三・山守三)、牛一三・馬三。正保郷帳では来縄(くなわ)郷に属し、田方一八七石余・畑方一二〇石余、日損所で茅山・柴山・新田がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報