20世紀日本人名事典 「田辺一雄」の解説 田辺 一雄タナベ カズオ 大正・昭和期の結核療養の指導・啓蒙者 小田原市教育委員長;複十字会創立者;「療養生活」主宰。 生年明治24(1891)年12月28日 没年昭和40(1965)年1月15日 出生地神奈川県横浜市 学歴〔年〕早稲田大学理工学部卒 経歴小田原電気鉄道(のちの箱根登山鉄道)の技師を務めていたが、大正8年肺結核になる。自身の療養体験から「最新自然療法指導書」を執筆。13年から機関誌「療養生活」を発行し、昭和40年第493号までの長きに渡り結核とその療養の啓発活動に当たる。この間、結核療養者・回復者の団体・複十字会の設立にも関与。のち小田原市教育委員長も務めた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田辺一雄」の解説 田辺一雄 たなべ-かずお 1891-1965 大正-昭和時代の医療運動家。明治24年12月28日生まれ。小田原電気鉄道(現箱根登山鉄道)の技師だったときの大正8年肺結核となる。自身の療養体験から「最新自然療法指導書」を執筆。13年から機関誌「療養生活」を発行し,結核とその療養の啓発活動にあたる。結核療養者・回復者の団体複十字会の設立にもかかわった。昭和40年1月15日死去。73歳。神奈川県出身。早大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例