由岐城跡(読み)ゆきじようあと

日本歴史地名大系 「由岐城跡」の解説

由岐城跡
ゆきじようあと

[現在地名]由岐町西の地

標高約二〇メートルの独立した小山に築かれた山城の跡。周囲の斜面はすべて急傾斜で、往時は周囲の海域を押えた海城であり、水軍城であった。遺構はよく残っている。城主は戦国期に由岐隠岐守がいたと伝え、阿部氏と同祖というが(城跡記)、隠岐守を平有興ともいう(阿波志)。天正三年(一五七五)海部城(現海部町)が長宗我部元親に攻められるに伴い、当城も元親に降伏したという(元親記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 阿波志 討死 武将

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む