甲に着る(読み)コウニキル

デジタル大辞泉 「甲に着る」の意味・読み・例文・類語

こうに◦

他人威光を借りたり、自分地位を利用したりしていばることのたとえ。笠に着る。
主人を―◦着て、酒機嫌刃物三昧」〈浄・浪花鑑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「甲に着る」の意味・読み・例文・類語

こう【甲】 に 着(き)

他人の威を借り、また、自分の地位や役目を鼻にかけて威張る。かさにきる。功に着る。
※玉塵抄(1563)二五「酒をかうにきてわけもないことを高声に云ことをば御ゆるしあれ」

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