甲首(読み)こうしゅ

精選版 日本国語大辞典 「甲首」の意味・読み・例文・類語

こう‐しゅ カフ‥【甲首】

〘名〙 鎧(よろい)を着ていた者の首。武将の首。雑兵(ぞうひょう)の首と区別するためにいう語。
※俳諧・類船集(1676)保「大敵をやぶり甲首をとるはいふにたらず」 〔春秋左伝‐桓公六年〕

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普及版 字通 「甲首」の読み・字形・画数・意味

【甲首】こうしゆ

甲士

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旺文社世界史事典 三訂版 「甲首」の解説

甲首
こうしゅ

里甲制

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世界大百科事典(旧版)内の甲首の言及

【里甲制】より

…そしてこれらの制度を整備,画一化して1381年(洪武14)全国的に実施されたのが賦役黄冊の編造と里甲制の制定であった。この制度は徭役負担の義務をもつ110戸を基準として1里を編成し,丁糧の多い富裕戸10戸を里長戸,残りの100戸を甲首戸とし,これを10戸ずつ10甲に分けた。そして里長1人,甲首10人が毎年輪番でその里のさまざまの役に当たり10年で1周した。…

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