男潟・女潟(読み)おがた・めがた

日本歴史地名大系 「男潟・女潟」の解説

男潟・女潟
おがた・めがた

[現在地名]秋田市金足小泉・同鳰崎

天王てんのう砂丘内側の低地が潟となった砂丘堰止湖で、北の男潟と南の女潟に分れる。周囲は五キロ余、灌漑用水に利用され、四季を通して佳景を呈する。「秋田風土記」に「此処にて男潟・女潟と称する湖あり、田水の堤とす、男女潟の間に御鷹野の橋あり、最上の普請なり、義処公御休処の跡あり」とあり、「梅津政景日記」寛永五年(一六二八)一二月五日条に「浦山高岡・下狩・小泉・にう崎・長岡まで御鷹御遣被成候」ともある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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