男髷(読み)オトコマゲ

デジタル大辞泉 「男髷」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐まげ〔をとこ‐〕【男×髷】

江戸時代、男の結ったまげ。
江戸時代の少女が男のまげにまねて結った髪形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「男髷」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐まげをとこ‥【男髷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 男の結ぶ髷。特にたぶさを上に折り曲げた髪の結い方の称。おとこわげ。
    1. [初出の実例]「凡男女児十歳ばかりに至れば額及び眉を剃らず男童には男髷」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)一一)
  3. 江戸時代の少女が多く結った髷。若衆結びのように髪を一つにたばねて元結(もとゆい)で巻き、折り返して元結をかけたもの。
    1. [初出の実例]「男まげ止めねばならぬ花が咲き」(出典:雑俳・柳多留‐五〇(1811))
    2. 男髷<b>②</b>〈絵本物見岡〉
      男髷〈絵本物見岡〉

おとこ‐わげをとこ‥【男髷】

  1. 〘 名詞 〙おとこまげ(男髷)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android