日本歴史地名大系 「町元園町一丁目」の解説 町元園町一丁目こうじまちもとそのちよういつちようめ 東京都:千代田区旧麹町区地区町元園町一丁目[現在地名]千代田区麹町一―二丁目・一番町(いちばんちよう)明治二年(一八六九)麹町谷(こうじまちたに)町の一部、麹町一―七丁目裏火除地・旧武家地を合せて麹町元園町が起立。町名は薬園があったことにちなむ。同五年東側部分が一丁目となる。東は内堀、西は元園町二丁目、南は麹町一―四丁目。明暦の大火直後の様子を描いた明暦江戸大絵図によれば旗本屋敷があった。元禄一〇年(一六九七)地内の一部が幕府に召上げられ、翌年割替えのうえ町屋・旗本屋敷となった。同一二年再び割替えが行われた。享保三年(一七一八)伊予今治藩松平(久松)家上屋敷となった。同一三年に地内の一部が収公されて火除広道となり、寛政四年(一七九二)松平家上屋敷が収公されて火除地となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by