町坪村(読み)ちようのつぼむら

日本歴史地名大系 「町坪村」の解説

町坪村
ちようのつぼむら

[現在地名]姫路市町坪

飾西しきさい郡に所属。玉手たまて村の北に位置する。慶長国絵図に「町之坪」とみえる。江戸時代を通して姫路藩領。正保郷帳では田方一千二五石余・畠方四六石余、ほかに法輪ほうりん寺領九石がある。元禄郷帳では高四三二石余。同郷帳に井口いのぐち村・岡田おかだ村はともに「古ハ町坪村」と注記され、貞享元年(一六八四)の本多忠国領知目録(本多家文書)に両村の名がみえることから、当村の村高の減少は同年以前に井口・岡田両村を分村したことによるとみられる。天保郷帳では高四四六石余。元文二年(一七三七)の村明細帳(町坪自治会文書)によれば高四一三石余、田方二一町二反余・畑方二町六反余、免五ツ、家数四九のうち本百姓三七・水呑一二、人数二五三(うち他所・近村へ奉公に出る者二三)、牝牛一三、溜池三がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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