町守屋村(読み)まちもりやむら

日本歴史地名大系 「町守屋村」の解説

町守屋村
まちもりやむら

[現在地名]岩瀬村守屋もりや

岩瀬郡の北西端、たき新田・成田なりた村の北、大部分は奥羽山脈東斜面山地に立地。諏訪すわ(標高七七二メートル)を源として東流する笹原ささはら川谷口に主集落がある。端郷として東辺に源田原げんだはら、西部に追分おいわけがある。守屋は森屋とも記す。応永一一年(一四〇四)頃と推定される国人一揆傘連判断簡(秋田藩家蔵白川文書)に石川・伊東一族とともにみえる「守屋 藤原裕国」は二階堂一族とみられる。天正一七年(一五八九)一一月二二日の伊達政宗充行状写(伊達家文書)によれば、守屋俊重に本領である「守や」一七五貫文ほかを安堵している。翌一八年の検地目録(天栄村史)に「上守屋」とみえ、九九貫余・米五四八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android