畑上村
はたがみむら
[現在地名]豊岡市畑上
金剛寺村・下宮村の北に位置し、村域はほとんど山地。西は飯谷村(現城崎町)、北は気比村・三原村、東は丹後国熊野郡河梨村・神谷村(現京都府久美浜町)。天正一九年(一五九一)三月二八日の三原村山地相博状案(畑上区有文書)によると、山論和解条件として「三原家之奥」の畑上分山地と「ため山へらい」の三原分山地を交換している。江戸時代の領主の変遷は駄坂村に同じ。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図に村名がみえ、高二〇三石余。天明八年(一七八八)の小物成帳(畑上区有文書)でも同高、小物成は山役米二石九斗余・茶役米二升五合余・刈畑役米二石四斗余・楮役米一石九斗余、他の小物成銀二八〇匁余、家数七二・人数三一八、鎮守は上津大明神(現重浪神社)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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