畑新田
はたしんでん
[現在地名]員弁町畑新田・石仏
員弁川支流の戸上川の上流、大泉新田の北に位置する。当村は慶安郷帳(明大刑博蔵)にはまだ記載されておらず、その後慶安年中(一六四八―五二)にまず田中九兵衛に、次いで三重郡鵜河原村(現菰野町)の小林利兵衛により開発されたと伝えられる(員弁雑志)。元禄郷帳には六把野新田(現東員町)枝郷として高付されている。江戸時代を通じて桑名藩領。文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳によれば、免は二ツ一分で、同藩領内では最も低い部類に属する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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