員弁町(読み)いなべちよう

日本歴史地名大系 「員弁町」の解説

員弁町
いなべちよう

面積:二三・七三平方キロ

員弁郡の東部にあり、東で桑名郡多度たど町に接するほか、三方を郡内の東員とういん町・大安だいあん町・北勢ほくせい町に囲まれている。南流する員弁川が町域西端で大安町との境をなし、南部ではやや境界の内を流れて東員町に入る。また同川支流の明智あけち川・戸上とがみ川が町域内を南流する。町域南部を近鉄北勢線が走っている。養老ようろう山地の西麓の扇状地から員弁川の河谷平野をかなり広く占めており、産物として米・麦のほか、金井かない地区を中心として養蚕が行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報