畔塗(読み)クロヌリ

デジタル大辞泉 「畔塗」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぬり【畔塗(り)】

あぜぬり」に同じ。 春》

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精選版 日本国語大辞典 「畔塗」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぬり【畔塗】

  1. 〘 名詞 〙 水田の水が漏らないように、畔(あぜ)を田の土で塗り上げること。あぜぬり。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「宮崎氏は濃州大垣の人〈略〉荊口といへり。蕉門の老成なり。『畔(クロ)ぬりや蓑ふりすすぐ流れ河』」(出典俳諧・続俳家奇人談(1832)中)

あぜ‐ぬり【畔塗】

  1. 〘 名詞 〙 水の漏れ出るのを防ぐために、鋤(すき)などで田の畔を壁土のように塗り固めること。くろぬり。《 季語・春 》

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