留め金の教会(読み)トメガネノキョウカイ

デジタル大辞泉 「留め金の教会」の意味・読み・例文・類語

とめがね‐の‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【留め金の教会】

Tokalı Kilise》トルコ中央部、カッパドキア地方の町ギョレメにある岩窟教会イスラム教徒による迫害を逃れてキリスト教徒が造ったもので、ギョレメ野外博物館の教会の一つ。10世紀頃の建造。その後も増築され、新旧の教会、地下教会、礼拝堂の四つの空間からなる、同地方で最大規模の岩窟教会になった。名称は、かつて天井から留め金(バックル)がつり下がっていたことに由来するとされる。キリストの生涯を描いた、青を基調とする色鮮やかなフレスコ画が残っている。トカル教会トカルキリセ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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