留連(読み)るれん

精選版 日本国語大辞典 「留連」の意味・読み・例文・類語

る‐れん【留連・流連】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じ所にいつまでもとどまること。逗留。りゅうれん。
    1. [初出の実例]「到美濃国不破行宮、留連数日」(出典続日本紀‐養老元年(717)一一月癸丑)
  3. 気晴らしにあちこち歩き回ること。
    1. [初出の実例]「翺翔るれんしたなりぞ。逍遙と云たと同じ物ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「留連」の読み・字形・画数・意味

【留連】りゆう(りう)れん

たちさりかねて、とどまる。唐・李白〔友人会宿〕詩 千古の愁ひを滌(できたう)し(すっかり洗ひ流して) 留して百壺を飮まん

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世界大百科事典(旧版)内の留連の言及

【友引】より

…葬儀を忌む風習は,江戸時代末期に六曜の考え方が浸透して以後生まれたらしい。六曜は室町時代初期に中国から伝わった時刻の占いであり,小六壬と呼ばれていたが,友引は当時は留連(りゆうれん)という名称であった。1688年(元禄1)刊の暦注解説書である小泉松卓の《頭書長暦》には,〈立連(悪日)〉とあり,《安政雑事万暦大成》になると〈友引とて半(なかば)よし,午の時悪(わろ)し,此日,葬礼出すべからず,大いに忌むべし〉と記されている。…

※「留連」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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