千古(読み)センコ

デジタル大辞泉 「千古」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「千古」の意味・読み・例文・類語

せん‐こ【千古】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きわめて遠い昔。おおむかし。また、遠い昔から現在にいたるまでの長い間。太古。
    1. [初出の実例]「帝徳被千古皇恩洽万民」(出典懐風藻(751)春日侍宴〈息長臣足〉)
    2. 「彼、始て解体新書を読て、千古の説に差(たが)ひし所を疑ひ」(出典:蘭東事始(1815)下)
    3. [その他の文献]〔宋之問‐駕出長安詩〕
  3. 千年の後。長く久しい後。永久。永遠。とこしえ。
    1. [初出の実例]「万方宅心、四海撃腹、蕩々之称、千古仰之」(出典:性霊集‐四(835頃)奉賀天長皇帝即位表)
    2. 「漢水は依然として西南に流れるのが千古の法則だ」(出典:琴のそら音(1905)〈夏目漱石〉)
    3. [その他の文献]〔蘇頲‐夷斉四皓優劣論〕

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普及版 字通 「千古」の読み・字形・画数・意味

【千古】せんこ

大昔。大昔以来。明・李贄蔵書、世紀列伝総目〕始皇は、自ら是れ千古の一なり。

字通「千」の項目を見る

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