畠山久尚(読み)ハタケヤマ ヒサナオ

20世紀日本人名事典 「畠山久尚」の解説

畠山 久尚
ハタケヤマ ヒサナオ

昭和期の地球物理学者 二松学舎大学名誉教授;元・気象庁長官。



生年
明治38(1905)年1月20日

没年
平成6(1994)年2月11日

出身地
新潟県

学歴〔年〕
東京帝大理学部〔昭和3年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和15年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和19年〕,日本気象学会藤原賞〔昭和48年〕,勲二等旭日重光章〔昭和50年〕,交通文化賞〔昭和52年〕,日本雪氷学会功績賞〔昭和53年〕,日本農業気象学会永年功労会員表彰〔昭和59年〕

経歴
中央気象台に入り、昭和24年気象研究所長、33年東京管区気象台長、38年気象庁長官を歴任して40年退官。のち二松学舎大学教授となる。大気磁気学の開拓・発展に尽した。著書に「気象の四季」「異常気象覚書」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「畠山久尚」の解説

畠山久尚 はたけやま-ひさなお

1905-1994 昭和時代の地球物理学者。
明治38年1月20日生まれ。昭和3年中央気象台にはいり,38-40年気象庁長官。のち二松学舎大教授。地磁気の湾形変化(極磁気嵐)の研究で,19年学士院賞。ほか雷雲の電気分布などの研究がある。平成6年2月11日死去。89歳。新潟県出身。東京帝大卒。著作に「気象電気学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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