番手桶(読み)ばんておけ

精選版 日本国語大辞典 「番手桶」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ておけ‥てをけ【番手桶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ばんでおけ」とも )
  2. 雑巾(ぞうきん)がけなどに用いる粗製手桶武家では、防火用を兼ねて飾り手桶とした。
    1. [初出の実例]「番手桶月や夜毎の十二灯」(出典:雑俳・柳陰(1752))
  3. 見付番が使う、打水用の手桶。
    1. [初出の実例]「空蝉と成炎天の番手桶」(出典:俳諧・野の錦(1767))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android