雑巾(読み)ゾウキン

世界大百科事典 第2版の解説

ぞうきん【雑巾】

ふき掃除などに使う布。〈雑布〉とも書く。約30cm四方の木綿布を数枚重ねて刺子さしこ)にしたものが代表的だが,このような雑巾が使われだすのは江戸時代中ごろからである。鎌倉時代ごろまではおもに棒雑巾が使われていた。長柄の先につけた30cmほどの横木に長さ50cmくらいの布をとりつけたものだが,これを当時何とよんでいたかは不明である。中国語では墩布(とんぷ)という。〈ぞうきん〉という言葉は室町あたりから出てくるが,これは禅林でいう〈浄巾〉のなまったものと思われる。

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大辞林 第三版の解説

ぞうきん【雑巾】

掃除用具の一。よごれたところをふいたり、こぼれた液体などをぬぐいとる布。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぞう‐きん ザフ‥【雑巾】

〘名〙 床板、家具、調度品などの汚れた部分をふき清めたり、足などの汚れをふき取ったりするための布。ふつう使い古しの綿布などを数枚かさねて縫ったものを用いる。
※文明本節用集(室町中)「浄巾 ザウキン」
※浮世草子・好色一代男(1682)二「いつとなくざん切になでつけ、衣は雑巾(サウキン)となり」

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世界大百科事典内の雑巾の言及

【掃除】より

…掃除が日常語になったのは比較的新しいことらしい。掃除用具には,ほうき,ちりとり,はたき,雑巾などがある。このうち,ほうき,ちりとりは古くから使われたが,はたきは江戸時代になってからである。…

※「雑巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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