番田(読み)ばんでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「番田」の意味・わかりやすい解説

番田
ばんでん

建長4 (1252) 年和泉国春木荘の農民らの置文にみえる言葉で,公事が賦課された田地らしい。同荘では,公事勤仕のため在家数個グループに編成され,番を結成していたが,番ごとに1町2反の公事賦課田を定め,これを公事番田と呼んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android