デジタル大辞泉 「鎌倉の大仏」の意味・読み・例文・類語 かまくら‐の‐だいぶつ【鎌倉の大仏】 神奈川県鎌倉市高徳院にある、高さ3丈5尺(約11.39メートル)の阿弥陀如来の銅の鋳像。建長4年(1252)造立。室町期に仏殿が倒壊し、今日まで露座のままである。長谷の大仏。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鎌倉の大仏」の意味・読み・例文・類語 かまくら【鎌倉】 の 大仏(だいぶつ) 神奈川県鎌倉市長谷(はせ)の高徳院にある阿彌陀如来像。国宝。高さ、一一・三六メートル。寛元四年(一二四六)浄光房が勧進し、木像の阿彌陀仏を建造。のち建長四年(一二五二)金銅仏として鋳造。長谷の大仏。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鎌倉の大仏」の意味・わかりやすい解説 鎌倉の大仏かまくらのだいぶつ 鎌倉市の高徳院にある露坐の阿弥陀如来像。長谷 (はせ) の大仏ともいう。国宝。初め暦仁1 (1238) 年3月,勧進上人浄光が大仏殿造営にかかり,5年後の寛元1 (43) 年6月に,8丈余の木造阿弥陀坐像を安置したことが『吾妻鏡』に記されている。その後この像は大風で倒壊,次いで建長4 (52) 年現在の銅像が鋳造された。その際,鋳物師丹治久友が関与したことが知られるが完成年は不明。像高 11.5mの巨像でありながら,力強い鎌倉彫刻に宋風を取入れた様式をもち,これ以後の鎌倉地方の仏像に少なからず影響を与えた。もとは仏殿に安置されていたが,明応4 (1495) 年の災厄以後は露仏となっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by