最新 地学事典 「異常隆起」の解説
いじょうりゅうき
異常隆起
anomalous upheaval
地殻の経年的変動は1年に1cmを超えることはまずないが,ときに地震・火山活動に関係して急激な隆起を示すことがある。1964年新潟地震の発生前に土地が数年間で10cmほど隆起したことがあり,これはこの地震の前兆であるとされている。75年ころから伊豆半島東部では群発地震が続いたが,これと対応して土地は20cmほど隆起した。77年の有珠山の活動に際しては,火口原のみならず北東の山麓でも隆起がみられ,その量は80年初めまでに600cmに達した。
執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

