疋相村(読み)ひきそむら

日本歴史地名大系 「疋相村」の解説

疋相村
ひきそむら

[現在地名]広陵町大字疋相

大垣内おおがいと村の南に位置する。「延喜式」の「成相墓」(押坂彦人大兄皇子成相墓)の地か。「延喜式」国史大系本にはナラヒの訓注がみられる。ただし「大和志」は「成相墓、平尾に在り」と記す。

和銅二年(七〇九)一〇月の弘福寺田畠流記帳(円満寺文書)によると「葛木下郡成相村」に一町二段余の弘福ぐふく寺領があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android