山陵(読み)サンリョウ

精選版 日本国語大辞典 「山陵」の意味・読み・例文・類語

さん‐りょう【山陵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山と丘。小高い所。丘陵山地。〔礼記王制
  3. 君主の墓。帝王の墓。天皇・皇后などの墓。みささぎ。御陵。
    1. [初出の実例]「遣直広参土師宿禰馬手、献新羅貢物于大内山陵」(出典:続日本紀‐文武二年(698)正月庚辰)
    2. [その他の文献]〔水経注‐渭水〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山陵の言及

【陵墓】より

…皇室典範第27条には〈天皇,皇后,太皇太后,皇太后を葬る所を陵,その他の皇族を葬る所を墓〉と定義する。(1)陵 〈みささぎ〉と読み,御陵(ごりよう),山陵(さんりよう)ともいわれ,各陵には陵名が付けられている。現在の陵は歴代天皇121名111陵のほかに,北朝の天皇,皇后,中宮,天皇または太上天皇の称号をおくられた者,皇后,皇太后,太皇太后の称号をおくられた者,神代3代など82名の74陵がある。…

※「山陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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