デジタル大辞泉 「疎抜く」の意味・読み・例文・類語 おろ‐ぬ・く【▽疎抜く】 [動カ五(四)]1 密生しているものの中から不要なものなどを抜き取って、適当な間隔を作る。間引く。うろぬく。「菜を―・く」2 産児を間引く。3 間を置く。遠ざかる。「女郎買ひも当分―・くつもりだ」〈黄・見徳一炊夢〉 うろ‐ぬ・く【▽疎抜く】 [動カ五(四)]多くあるものの中から間をおいて引き抜く。まびく。おろぬく。「大根を―・く」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「疎抜く」の意味・読み・例文・類語 おろ‐ぬ・く【疎抜】 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 ( 「おろ」は「おろか(疎━)・おろそか(疎━)」の「おろ」に同じ )① 多くの中から必要なものを残し、その他のものを抜き取る。間引く。より出す。取りのける。うろぬく。[初出の実例]「市のつれりちぎな顔はおろぬかれ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一(1761)智二)② 産児を間引く。堕胎間引きをする。嬰児(えいじ)を殺して産児を制限する。③ 間をおく。遠ざかる。[初出の実例]「おれもはや、女郎買にあき印、〈略〉女郎かいも当分おろぬくつもりだ」(出典:黄表紙・見徳一炊夢(1781)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例