おろ

精選版 日本国語大辞典 「おろ」の意味・読み・例文・類語

おろ

  1. 〘 接頭語 〙 ( 動詞、形容詞などの上に付ける ) 十分でないさまをあらわす。わずか。すこし。大体。不完全に。「おろいゆ」「おろねぶる」「おろよし」 〔日葡辞書(1603‐04)〕

おろの補助注記

「おろそか」などと同源の語であり、愚鈍の意の「おろか」とも関係があろうと推定される。「おろおろ」と副詞形もつくる。


おろ

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「おれ(俺)」の変化した語 ) 自称。おれ。
    1. [初出の実例]「六助殿の孝行が、己(オロ)は手ひどく迷惑するてや」(出典浄瑠璃彦山権現誓助剣(1786)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android