疫塚・厄塚(読み)やくづか

精選版 日本国語大辞典 「疫塚・厄塚」の意味・読み・例文・類語

やく‐づか【疫塚・厄塚】

〘名〙 疫神祭などで、追われた疫神を封じこめ、あるいは参詣の厄を負わせるために作られる塚。京都吉田神社では、節分祭に藁を柱状に編み、頂上に薄を三束とりつけたものを大元宮の前庭に立てる。また、石清水八幡宮では、青山祭に榊をもって青山を作り疫塚とする。疫神塚。《季・冬》 〔日次紀事(1685)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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