疫神祭(読み)エキジンサイ

デジタル大辞泉 「疫神祭」の意味・読み・例文・類語

えきじん‐さい【疫神祭】

悪病流行を防ぐために、陰暦3月に行われた疫神を鎮める祭り。また、平安時代に、皇居四隅畿内境界に疫神を祭ったこと。

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精選版 日本国語大辞典 「疫神祭」の意味・読み・例文・類語

やくじん‐さい【疫神祭・厄神祭】

  1. 〘 名詞 〙 その年の悪病の流行を防ぐため、疫神をまつってその威を和らげ鎮める祭。平安時代には、皇居の四隅や畿内の境にまつった。諸社で、主として春に行なわれる。えきじんさい。やくじんまつり。やくじんえ。
    1. [初出の実例]「一石四升 春季疫神祭料」(出典:東寺文書‐甲・長保二年(1000)一二月・造東寺年終帳)

えきじん‐さい【疫神祭】

  1. 〘 名詞 〙 悪病の流行を防ぐため、疫神をまつってその威を鎮め、和らげる祭。また、平安時代に皇居の四隅(しぐう)や畿内の境に疫神をまつったこと。
    1. [初出の実例]「宮城四隅疫神祭〈略〉畿内堺十処疫神祭」(出典:延喜式(927)三)

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