病気見舞(読み)びょうきみまい

精選版 日本国語大辞典 「病気見舞」の意味・読み・例文・類語

びょうき‐みまいビャウキみまひ【病気見舞】

  1. 〘 名詞 〙 病気の人をたずねて、慰めたり元気づけたりすること。また、病人に対して送る手紙品物
    1. [初出の実例]「友達の病気(ビャウき)見舞に、あづきもち百が取にやり」(出典:咄本・はつ鰹(1781)小豆餠)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の病気見舞の言及

【見舞】より

…産見舞は産屋(うぶや)見舞・小屋見舞ともいい,7日目(七夜)の出産祝とは別にこれに先だって近親の女たちが餅(糯)米などを持ち寄ることであり,これで力餅をつき産婦に食べさせる地方もある。病気見舞も贈られる品には食べ物が多く,つい近年までは病人はこれを見舞人とともに食するものとされ,重態で食べられない場合でも見舞人にはまくら元で馳走するのがしきたりと考えられていた。他の見舞においてもその贈答品には餅や酒など飲食物が多用され,また不幸事以外の見舞は一種の過渡期的段階においてなされ,のちに祝いごとの催される場合が多い。…

※「病気見舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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