痛も(読み)いたも

精選版 日本国語大辞典 「痛も」の意味・読み・例文・類語

いた‐も【痛も・甚も】

  1. 〘 副詞 〙 ( 形容詞いたい」の語幹「いた」に助詞「も」の付いたもの ) 程度のはなはだしいさまを表わす語。とても。非常に。
    1. [初出の実例]「君に恋ひ痛毛(いたモ)すべ無み葦鶴(あしたづ)のねのみし泣かゆ朝夕(よひ)にして」(出典万葉集(8C後)三・四五六)

痛もの補助注記

上代、特に「万葉」に集中し、かつ「いたもすべなし」という表現にあらわれる。

痛もの語誌

いた(痛)の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 副詞 実例 語誌

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む