精選版 日本国語大辞典 「痛吟味」の意味・読み・例文・類語 いため‐ぎんみ【痛吟味】 〘 名詞 〙 江戸時代の拷問のこと。「拷問」と呼ばれた笞打(むちう)ちと、「牢問」と呼ばれた石抱(いしだ)き、海老責(えびぜ)め、吊責(つるしぜ)めの四種の幕府法上の総称。被疑者が普通の吟味で白状しない場合に、肉体を痛めつけ、苦痛を与えることにより自白させたところからいう。いため。責問(せめどい)。厳敷吟味(きびしきぎんみ)。[初出の実例]「一痛め吟味いたし候ものは、厳敷、又は再応厳しく及吟味候」(出典:公事吟味物心得) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例