痛吟味(読み)いためぎんみ

精選版 日本国語大辞典 「痛吟味」の意味・読み・例文・類語

いため‐ぎんみ【痛吟味】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代拷問のこと。「拷問」と呼ばれた笞打(むちう)ちと、「牢問」と呼ばれた石抱(いしだ)き、海老責(えびぜ)め、吊責(つるしぜ)めの四種の幕府法上の総称被疑者が普通の吟味で白状しない場合に、肉体を痛めつけ、苦痛を与えることにより自白させたところからいう。いため。責問(せめどい)。厳敷吟味(きびしきぎんみ)
    1. [初出の実例]「一痛め吟味いたし候ものは、厳敷、又は再応厳しく及吟味候」(出典:公事吟味物心得)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む