痢病(読み)リビョウ

デジタル大辞泉 「痢病」の意味・読み・例文・類語

り‐びょう〔‐ビヤウ〕【痢病】

激しい下痢を伴う病気赤痢疫痢の類。痢疾
あつむがその時―で死んだ事実はあるが」〈佐藤春夫晶子曼陀羅

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精選版 日本国語大辞典 「痢病」の意味・読み・例文・類語

り‐びょう‥ビャウ【痢病】

  1. 〘 名詞 〙 激しい腹痛を伴う下痢をする病気。今日の赤痢の類。痢疾。痢患。
    1. [初出の実例]「右、以人君今月十一日、利病臥而至今日不得起居、若安必為参向」(出典:正倉院文書‐天平宝字二年(758)七月一四日・小治田人君解)

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世界大百科事典(旧版)内の痢病の言及

【赤痢】より

… 日本では奈良時代から記録されており,平安時代の《医心方》にも記述され,歴史を通してたびたび流行を繰り返していた。のちには〈痢病〉あるいは〈あかはら〉などとも呼ばれ,江戸時代の医家たちは,その伝染の迅速性に言及している。明治以後も流行を重ね,1893,94年には全国的な大流行となり,両年とも15万人以上の患者,4万人前後の死者を数えた。…

※「痢病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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