癇に障る(読み)カンニサワル

デジタル大辞泉 「癇に障る」の意味・読み・例文・類語

かんさわ・る

気に入らないで腹立たしく思う。「あの話し方が―・る」
[類語]癪に障る気に障るかちんと来る頭に来る

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精選版 日本国語大辞典 「癇に障る」の意味・読み・例文・類語

かん【癇】 に=障(さわ)る[=触(ふ)れる]

  1. 腹だたしく思う。気に入らない。しゃくにさわる。寛政年間(一七八九‐一八〇一上方で「かんに障るじゃ」という歌が流行し、以来広く行なわれるようになった語という。
    1. [初出の実例]「此方(こっち)は一切その意得ぬ故、疳(カン)にはさはらねど、しんに障(さは)るぞ」(出典:歌舞伎・猿曳門出諷(1798)上)

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