癇立つ(読み)カンダツ

デジタル大辞泉 「癇立つ」の意味・読み・例文・類語

かん‐だ・つ【×癇立つ】

[動タ五(四)]神経が高ぶって怒りっぽくなる。
ガラス板が、がちゃがちゃと揺れどおしに揺れて、彼の耳と心とを―・たせた」〈佐藤春夫田園の憂鬱

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精選版 日本国語大辞典 「癇立つ」の意味・読み・例文・類語

かん‐だ・つ【癇立】

  1. 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 感情が激していらいらする。病的に怒りっぽくいらだつ。
    1. [初出の実例]「『氷…氷…』などと癇立った弱々しい声で呼んでゐた」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉六七)

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