発気(読み)ほっき

精選版 日本国語大辞典 「発気」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐き【発気】

〘名〙
① 心を奮い立たせて気をとりなおすこと。
落書露顕(1413頃)「万事発気によりて、その才は可通」
② 考え出すこと。思いつくこと。
※看聞御記‐応永二九年(1422)三月二六日「大光寺明長老自今日後燈祿被談。蔭蔵主発気也」

はっ‐き【発気】

〘名〙
空中にたつ気。蒸発して生じる気体蒸気
航米日録(1860)二「夜戌牌北方赤色の発気見ゆ」
② 気が込められていること。
※清原宣賢式目抄(1534)一九条「真箇発気してあるを和与と云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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