落書露顕(読み)ラクショロケン

デジタル大辞泉 「落書露顕」の意味・読み・例文・類語

らくしょろけん【落書露顕】

室町時代歌論連歌論書。1巻。今川了俊著。応永19年(1412)ごろ成立か。歌壇における二条派隆盛時にあって、冷泉家当主為尹ためまさを擁護し、和歌・連歌の風体作法などについて論じた書。

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精選版 日本国語大辞典 「落書露顕」の意味・読み・例文・類語

らくしょろけん【落書露顕】

  1. 室町時代の歌学書一巻。今川了俊著。応永二〇年(一四一三)頃成立か。二条派隆盛の風潮の中での冷泉派からの弁駁(べんばく)書であり、特に師の為尹(ためただ)に対する批判を弁護し、和歌・連歌の作法、歌体句数などについて述べる。「落書記」とも。

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