発熱ピーク(読み)はつねつピーク

最新 地学事典 「発熱ピーク」の解説

はつねつピーク
発熱ピーク

exothermic peak

熱分析曲線で発熱に基づいて示されるピーク。一般には空気または酸素などの雰囲気下における酸化熱や,再結晶による結晶化発熱による。可逆的相転移の昇温過程における吸熱は,降温過程では発熱となる。粘土鉱物では一般にOHの脱水後に生ずる再結晶によるものが多い。しかし個々の鉱物についての具体的な事実では,生ずる結晶の種類・量は必ずしも発熱ピークの生ずる温度で一様でなく,発熱ピークの原因については意見がまとまらないことがある。カオリナイトの900~1,000℃の著しい発熱ピークの原因については,ムライト,γ-アルミナの生成,その他が考えられる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 須藤

関連語をあわせて調べる

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む