コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

安楽集 アンラクシュウ

3件 の用語解説(安楽集の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

あんらくしゅう〔アンラクシフ〕【安楽集】

中国、唐代の仏教書。2巻。道綽(どうしゃく)撰。観無量寿経を解説し、仏教を聖道(しょうどう)門浄土門に分けて説いた最初のもの。末法の世には阿弥陀仏の本願を信じて極楽往生を願うべきと説く。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

あんらくしゅう【安楽集】

中国、唐の道綽どうしやく撰の論書。二巻。七世紀前半成立。経論に依りながら念仏門の正当性を主張し、浄土往生をすすめる。全仏教を聖道門と浄土門に分けることは、本書に始まる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安楽集
あんらくしゅう

中国、唐代初期の仏書。2巻。浄土教祖師である道綽(どうしゃく)の著。彼が609年(隋(ずい)、大業5)浄土教に回心して以後の撰述(せんじゅつ)。12章よりなり浄土三部経と曇鸞(どんらん)の著書を経緯として、浄土往生を鼓吹し、日本の法然(ほうねん)(源空)に甚大な影響を与えた善導(ぜんどう)に対して先駆的役割を果たした。教は時・機と一致すべきであるという観点にたって、末法時における、煩悩(ぼんのう)を備えた万人に適した出離生死の道を探究し、仏教を聖道(しょうどう)と浄土の2門に分け、教時機三者の一致しない聖道門よりも、阿弥陀仏(あみだぶつ)の本願に基づく念仏によって浄土に往生しうるところの、教時機三者の一致する浄土門に帰入すべきことを論述している。[藤堂恭俊]
『山本仏骨著『道綽教学の研究』(1959・永田文昌堂)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

安楽集の関連キーワード学道用心集広弘明集根本仏教大乗義章大乗玄論大乗法苑義林章大唐内典録仏祖統紀法華文句九帖の御書

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone