…狂言面の表現の特色は,自ら笑うことによって人に笑いをもよおさせるものと,誇張や歪曲つまり自然に著しく矛盾した表現によって笑いをさそうものと二つあり,〈延命冠者〉系は前者の,〈武悪〉は後者の代表的なものである。ほかに,末社の神に使われる〈登髭(のぼりひげ)〉,男の幽霊である〈鼻引〉,動植物の精霊をあらわす〈嘯吹(空吹)(うそぶき)〉と〈賢徳〉,老人の〈祖父(おおじ)〉,老女や醜女の〈乙(おと)〉〈ふくれ〉〈尼〉などがあり,動物そのものをあらわす〈猿〉〈狐〉〈狸〉〈犬〉〈鳶(とび)〉などもある。猿と狐はそれぞれ日吉山王と稲荷の神の使者として,早くから登場している。…
※「登髭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...