白らか(読み)シロラカ

デジタル大辞泉 「白らか」の意味・読み・例文・類語

しろ‐らか【白らか】

[形動ナリ]しららか」に同じ。
「歯ぐろめさらに、うるさし、きたなし、とてつけ給はず、いと―に笑みつつ」〈堤・虫めづる姫君

しら‐らか【白らか】

[形動ナリ]色が非常に白く、はっきりしているさま。しろらか。
「色―なる男の小さやかなる立ちたり」〈今昔二九・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「白らか」の意味・読み・例文・類語

しらら‐か【白か】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は接尾語 ) 色の白々としたさま。白く、明るいさま。また、はっきりしているさま。しろらか。しらら
    1. [初出の実例]「其に差去(さしのき)て色白らかなる男の小さやかなる立たり」(出典今昔物語集(1120頃か)二九)

しろら‐か【白か】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は接尾語 ) =しららか(白━)
    1. [初出の実例]「持仏堂などにやと見えて、紙障子しろらかにたてわたしたり」(出典:無名草子(1198‐1202頃)いとぐち)

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