白水大池(読み)しろうずおおいけ

日本歴史地名大系 「白水大池」の解説

白水大池
しろうずおおいけ

上白水から下白水地区にかけてある。江戸時代には筑前国有数の大きな溜池で、池に突き出した池上山の出崎と堤の中央を結ぶ線から西が上白水村、東が下白水村に属していた。堤の長さ一四〇間・根張三六間・高さ八間、水面の広さ七町(続風土記拾遺)。明治初年には周囲三四町余、水掛田一二三町余であった(地理全誌)。安政七年(一八六〇)に写された文化二年(一八〇五)の那珂郡上白水村軸帳(糸山文書)によれば、堤床二町八反余の年貢米四一俵余が免除されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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