白沢保美(読み)シラサワ ヤスミ

20世紀日本人名事典 「白沢保美」の解説

白沢 保美
シラサワ ヤスミ

明治〜昭和期の樹木造林学



生年
慶応4年7月(1868年)

没年
昭和22(1947)年12月20日

出生地
信濃国(現・長野県)

学歴〔年〕
東京帝国大学農科大学林学科〔明治27年〕卒,東京帝国大学大学院修了

学位〔年〕
林学博士〔明治36年〕

経歴
明治30年農商務省技師、41年林業試験所長、大正2年林業試験場長、昭和7年退官。この間日本林学会会長、同名誉会長、日本農学会会長を務め、21年勅選貴族院議員、22年退任。樹木分類学、樹木生理学、造林学に業績を残した。大正4年孔子廟から持ち帰った楷樹(カイノキ)は、孔子ゆかりの地に分かち植えられ、珍重されている。著書に「日本森林樹木図譜」「日本竹類図譜」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白沢保美」の解説

白沢保美 しらさわ-やすみ

1868-1947 明治-昭和時代前期の林学者。
慶応4年8月生まれ。農商務省技師となり,林業試験場長をつとめた。日本林学会会長,日本農学会会長。昭和21年貴族院議員。昭和22年12月20日死去。80歳。信濃(しなの)(長野県)出身。帝国大学卒。著作に「日本森林樹木図譜」「日本竹類図譜」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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