白神二丁目(読み)しらかみにちようめ

日本歴史地名大系 「白神二丁目」の解説

白神二丁目
しらかみにちようめ

[現在地名]中区大手おおて町二丁目

白神一丁目の南の町で、南の三丁目との間の通り筋は三原屋みはらや小路といわれた。東は塩屋しおや町、西は細工さいく町。白神組に属した。元和五年広島城下絵図に町間数一町五間とあり、寛永二年広島町数家数改め(済美録)では、「白神二丁目」とし本家二四軒・借家八五軒とあり、借家が多い。承応切絵図には家数二六、間数合計一四九間六尺、年寄一名、組頭二名となっており、また客人役(御客屋)四軒、味噌屋二軒、医者・かわら屋各一軒などがあった。「知新集」には町間数二丁五間六歩八厘二毛、町門二、竈数五一(本竈一四・借竈三七)、人数一九九(男一一五・女八四)、うち本道医・紺屋・畳刺各二人、白銀細工・桶屋・仕立物師・紅摺師・糸組物師・桐油合羽釣灯張・縫箔師・筆結師各一人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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