白菅の(読み)シラスゲノ

デジタル大辞泉 「白菅の」の意味・読み・例文・類語

しらすげ‐の【白×菅の】

[枕]スゲ名所である「真野まの」に掛かる。
「―真野榛原はりはら手折りて行かむ」〈・二八〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「白菅の」の意味・読み・例文・類語

しらすげ‐の【白菅の】

  1. 白菅が多く生えていたことから、地名「真野(まの)」にかかる。一説に、菅の節と節との間(ま)の意でかかるとも、白菅を真菅ともいうからともいう。
    1. [初出の実例]「いざ児ども大和へ早く白菅乃(しらすげノ)真野の榛原(はりはら)手折りて行かむ」(出典万葉集(8C後)三・二八〇)

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