最新 地学事典 「白雲鄂博鉱床」の解説
バイユンオボこうしょう
白雲鄂博[白云鄂博]鉱床
Baiyun Obo deposit
中国内蒙古自治区包頭の北方約160kmに位置するFe・REEの鉱床。原生代白雲鄂博層群の苦灰岩に胚胎しアルカリ岩々脈を伴う。東西18km, 南北2kmの範囲に東鉱床・主鉱床・西鉱床群が配列。鉄鉱石は磁鉄鉱・赤鉄鉱からなり,鉱量は約15億t(Fe35%)。希土鉱石はバストネ石・モナズ石などからなり,鉱量4,800万t(REO6%)で世界最大。ほかにニオブ鉱約100万t(Nb2O5量)。堆積説・熱水交代説などがあったが,カーボナタイトに伴う熱水説が有力。古くから鉄鉱山として知られていたが,1935年REEの存在が明らかとなり,60年代からREEの回収・精製を開始。
執筆者:神谷 雅晴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

