百島村(読み)ももしまむら

日本歴史地名大系 「百島村」の解説

百島村
ももしまむら

[現在地名]尾道市百島町

浦崎うらさき村の南約二キロにある百島を村域とする。往時、桃樹が多いためもも島とよばれたと伝える。島は東西約二キロ、南北約二・五キロ、最高所は一八四・一メートル、山地は島のやや西側に寄る。沼隈郡に属し、福山藩領であるが、元禄一三年(一七〇〇)以降、福山藩が私的に設けた分郡に含まれる。

元和五年(一六一九)の備後国知行帳では一二四・〇六八石。福山藩領。「福山志料」によると畝数四三町三反余で高三〇五・四九七石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報