改訂新版 世界大百科事典 「百川学海」の意味・わかりやすい解説 百川学海 (ひゃくせんがっかい)Bǎi chuān xué hǎi 中国でもっとも早く作られた叢書。宋の左奎編。1273年(咸淳9)成る。おもに唐・宋人の随筆,詩話,芸術関係のものなど100種を集め,10集に分ける。書名は《法言》の〈百川海を学んで,海に至る〉にもとづく。明代には,原書に30種を増補した闕名編《重編百川学海》,原書にない漢代から元代までの著述100余種を収めた呉永編《続百川学海》,おもに明人の著述を収めた馮可賓編《広百川学海》などが作られた。執筆者:竺沙 雅章 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「百川学海」の意味・わかりやすい解説 百川学海ひゃくせんがっかいBo-chuan xue-hai 中国,宋代の叢書。左圭の編。 177巻。咸淳9 (1273) 年成立。書画,詩文などについての随筆類を主として,百余種の書を収める。この書以前に『儒学警悟』という叢書があるが,『百川学海』のほうが有名となり,中国最初の叢書とされるようになった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by